太りたいのに太れない！糞ガリな私が1年で15キロ増量できた方法

世の中には痩せたいと願う女性がいるように、太りたいと願う男性がいます。ガリガリだと、女性から「ひ弱で頼りない男」とみなされ、男としてのプライドはズタズタです。

「あー、俺って情けない」

しかし、それ以上に辛いことは、「太りたくても太れない」ことなのです。改善しようと思ってもできない。

でも安心してください。「太りたくても太れない」という男性でも、必ず自分が設定する目標値まで体重を増やすことができます。

体重が増え筋肉がつくと、女性からひ弱で頼りないと思われていたイメージが一変します。強くて頼りがいのある体を持つ別の自分に生まれ変わるのです。

これは何も大げさなことではありません。180度あなたの印象が変わってしまうのです。そんな私も急激に体が変わったひとりです。

これから、ガリガリだった私が1年で15キロ増量できて、見た目が180度変化した方法をお話します。最弱の胃腸、女子高生並みに細い手首を持つ私の太る体験が、太りたくても太れない方の一助になれば幸いです。

女性並みの手首を持つガリガリの私

これは私が数年前に経験したことです。ガリガリの私がゴリマッチョを目指して、初めて筋トレに取り組んだ時の体重は55キロでした。

35歳ぐらいまでは、身長172センチでその体重だったから、結構なガリガリで、よく、「しげお、めっちゃガリガリやなぁ、飯くってるか～」と声を掛けられたものです。

しかも、手首周りは一般の女性並みに細く、自分より手首の細い男性に出会ったことはありませんでした。（本当に！）だから、何としても太りたいと思ったものです。

そんな私が太るきっかけになったのは、「服の上からでも分かるほどの筋肉をつけたい」と思ったことでした。筋肉をつけるには、そこそこの体重がなければならないのです。

そして体重増加に取り組んだ私の体重は、1年で70キロまで増加したのです。

遺伝的に太りにく体質であっても必ず太れる！

残念ながら太りやすい、太りにく体質というものは間違いなくあります。しかし、遺伝的に太りにくい体質なだけで、太れない訳ではないのです。

50キロの体重を70キロにすることだってできるし、90キロにすることだってできるのです。ただ普通の人よりも、いろんなことに注意して慎重に取り組まないといけないだけです。

「慎重に取り組む」ことが必要ですから、とにかく沢山食べればいいという考え方では絶対に体重は増えません。増えたとしても、維持できるのは数日が限界でしょう。（経験談）

では太れない人とはどんな体質の人でしょうか。

太れない人＝胃腸の消化吸収能力が低い人です。

太れない人＝胃腸が弱い人

今でもそうですが、私は一般の男性と比べて胃腸がかなり弱いです。それは体重が70キロを越えた今でも基本的に変わりません。

食事（特に脂の多い食事）の後は、毎日のように下痢をしてました。なので当然体重なんて増えるわけがありません。

人が太るには、消費カロリーを上回るカロリーを摂取すればよいのですが、胃腸の弱い人は、食べた物がうまく消化吸収されないため、すんなり太ることができないのです。

そんなハンデを抱えた中でどうやって太ればよいのでしょうか？実は体重が増えない原因が胃腸の弱さにあると分かれば、対応は簡単です。

胃腸の弱さを考慮した食事方法を徹底すればよいのです。これがこの記事の答えです。あとは、これから説明する【太るための食事方法４つのポイント】を実践すればいいだけです。

それができれば、あなたを頼りない、弱弱しい男だと見なす女性はいなくなるでしょう。

ガリガリとは言わせない！太るための食事方法４つのポイント

その１　食事の基本は「量を少なく回数を多く」

太れない人は胃腸の消化吸収能力が低いから、1回あたりの消化吸収量が普通の人よりも劣ります。だから、一回当たりに食べる量を少なくして、確実に消化し栄養として吸収する必要があるのです。

間違ってもお腹一杯食べてはいけません。

お腹一杯食べても下痢にならない時もありますが、そんな偶然に期待をせず、自分の消化吸収量は低いと認識して、一回あたりの食事量を少なくしてください。

具体的には腹八分目よりも少ない腹六分目です。白飯だとお茶碗半分ぐらいです。

さらに、よく噛むことを意識します。私は時間があるときは、20回ぐらい噛んでいます。間違っても、味噌汁やお茶で流しこんではいけないですよ。

少し注意しすぎだと思うかもですが、我々の胃腸にはこのぐらいでちょうどいいのです。これで下痢になる確率は大幅に減少します。

私は出勤前の朝によく下痢をして、病院で過敏性大腸炎と言われたことがあります。お医者さんいわく、ストレスが原因とのこと。

しかし、ストレスのない休日の何もない朝でも決まって下痢をするので、考えてみると、明らかに前日の食事が関係しているとしか考えられませんでした。

そこで、前日の食事量を少なくして、よく噛むようにしたところ、休日でも出勤日でも大幅に下痢になる日が少なくなったのです。

総カロリーは食事回数で補う

太るための条件は、総カロリーが消費カロリーを上回ることです。だから一回の食事量を少なくした分、食事回数で消費カロリー以上のカロリーを摂取するのです。

通常、一日の食事回数は3回が基本ですが、太れない人はこれを４回～５回に増やして下さい。４回～５回と回数に幅を持たせているのは、毎日５回だと食べることがプレッシャーになって続かない場合が出てくるからです。

理想は朝、昼、晩の食事に加え、午前中1回、午後1回にサンドイッチやおにぎりなど軽い食事を増やすことです。

こうすることで、胃腸の負担を減らし、すべての食事が確実に胃腸に吸収されるようになります。

まとめると、1回の食事量は腹六分目で、食事回数は4回～5回。これが太るための一つ目のポイントです。

その２　胃腸の負担になる食べ物を意識的に控える

二つ目のポイントは下痢になりやすい食べ物を意識的に控えることです。そのためには自分が何を食べたときに下痢になりやすいか普段から観察することです。

ある程度下痢になる食材は決まっているので、これは簡単です。例えば私の場合、以下の食物を摂るとかなりの確率で下痢になります。

• 脂の多いお肉
• とんこつラーメンのスープ
• にんにく
• 辛いもの（辛口カレー、麻婆豆腐など）
• 天ぷら

私はこれらを極力食べないよう注意しています。だから、タンパク質を摂りたければ、魚や脂身のないささみ、ラーメンにはニンニクを入れず、スープも一切飲まないようにします。

このような制約を辛いと感じるならば、確実に太っていくのはなかなか難しいと思います。食べても下痢になるので、一進一退が続きます。

だけど「太りたい」気持ちが、目先の欲求よりも大きければ、取り組みはとても簡単なことです。

よく、「ビールを好きなだけ飲んで、スナック菓子を好きなだけ食べて不規則な生活をしていれば、嫌でも太る」と熱弁する男性がいても、それはその人の胃腸の消化吸収能力が高いだけなので、その人はその人、私は私と割り切りましょう。

私たちは体重を増やすのにも、管理能力が求められるのです。

その３　プロテインとサプリメントの力を借りる

ここまで、一回の食事量を少なく、食事回数を４回～5回にして、下痢しやすい食物を控えることをお伝えしました。
ただ、食事回数を増やすというのは中々大変なことです。

そうなれば結局続けられず太ることを断念してしまいます。それを防ぐ方法が「プロテイン」です。

例えば、3回の食事に加えて、1回間食を挟めたとします。それに加えて、朝や寝る前にプロテインを摂るのです。

プロテインは平日は一日1～2回。水を入れたシェイカーに粉末状のプロテインを２～3杯入れて、混ぜて飲むだけです。
液体なので、簡単に摂ることができます。

摂れない日があってもいいです。だけど、毎日欠かさず摂るようにすると、確実に体重が増えていきますので、単純に楽しみになるのです。

今はトレーニング後のプロテインが当たり前になっていますので、抵抗なく飲めると思います。もちろん、体重を増やすためだけにプロテインを飲むのは全然ありです。

ここで一つだけ注意してほしいことがあります。ただプロテインにも色んな種類があって、自分に合ったプロテインでないと胃腸に消化吸収されず、体重が全く増えない場合があります。

私はそれを経験しましたので、途中で最初と異なる種類のプロテインを飲んでいます。そのことについては、別の記事で詳しく書いているので、失敗しないプロテイン選びの参考にして下さい。

⇒プロテインで下痢をしてしまうあなたへ

その４　簡単な計画を立てる

最後は目標体重を設定することです。
目標体重を設定するとモチベーションが維持できると同時に、実現の可能性がうんと高くなります。

その目標を達成するためには、目標を文字に落とすといいです。面倒くさいかもですが、間違いなく計画をノートに記録すると実現に近づきます。

頭の中で「50キロを80キロまで増量する」と考えるより、文字にした方が絶対に上手くいきます。これは科学的にも証明されている方法なのです。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

＞爆発的な筋肉をつけるのに必要なものは一冊のノートである

まとめ

以上４つのポイントを説明しましたが、これを実践すると体重が増えて自信が持てる自分になれます。

最後に一つ注意点を挙げておくと、なるべく規則正しい生活を心がけることです。ゴリマッチョな筋肉を作るのにも、規則正しい生活は重要で、太ることにおいても同様なのです。

規則正しい生活をベースに、４つのことを実践して是非目標の体重を達成してください。また、太るだけではなく、マッチョになるんだって人は、一緒に頑張っていきましょう。

私もゴリマッチョを目指している最中ですので。