筋トレを頑張らずに継続する方法【人気書籍 自分を変える習慣力に学ぶ】
男性なら誰もが一度は筋トレを始めたことがあると思う。
しかし、ほとんどの人は筋トレを続けることができない。
やっては挫折して、また始めてはまた挫折しての繰り返しで、筋肉がつき始める目安である3ヶ月さえ、なかなか続かない。
継続できる人は、そんなことはお構いなしに、どんな状況であれやり続けている。
そんな筋トレが続かなかった人でも、筋トレを続けられる方法がある。
俺もその方法を実践してから、筋トレを休むことなく継続でき、結果に結びつけることができている。
そして、その方法は、書籍「自分を変える習慣力」(著者 三浦将)から学んだ。
Contents
書籍「自分を変える習慣力」とは
この書籍は、人間に秘められた潜在意識を活用して、良い習慣を身につけ、定着させ、自分の人生を一変させる方法を書いている。
実際にこの書籍のやり方で、早起きする習慣だったり、運動や勉強をする習慣がついたという人が溢れている。
そして習慣を身に着ける方法の一つに、「意思決定の断舎離習慣」というものがある。これは、物事は意思決定の連続であり、「意思の力」は消耗していくという考え方だ。
そして、意思決定が消耗を続けると、最後は意思決定を放棄してしまうのだ。
この意思決定の要素を減らしていくというのが、「意思決定の断舎離習慣」だ。
言葉にすると少し難しいですが、この「意思決定の断舎離習慣」を活用して、筋トレが簡単に継続できるようになる方法をお伝えする。
最初から頑張らない【意思の力max】
筋トレがどんなに続かない人であっても、初日だけはやる気満々だと思う。
例えばジョギングをやろうと思った初日は、目標10キロのところを15キロ頑張ってみたりする。
そして2日目、15キロとはいかないまでも10キロ走る。この時点ではまだ継続する決意は固い。
早い人で3日目からこの決意が揺らぎ始める。こんな風に・・・。
「初日と昨日頑張りすぎて全身が筋肉痛になっている。だから今日は7キロぐらいにしておこう。」
そう言って、昨日よりも走る距離が短くなる。
さらに翌日は、「雨が降りそうだから今日だけ休もう」となる。
その翌日、もう運動するのが嫌になる。ジャージに着替えることさえも。
そして、「今日は帰りが遅くなったからまた来週」と言って、さらに延期する。
そこでジョギングは終了する。
典型的な三日坊主だが、実は、これは筋トレを始める前にジョギングにチャレンジしたときの俺の話だ。
私は本当に三日坊主で終わってしまった。
何がいけなかったのかというと、目標設定が最初から高すぎたことと・頑張りすぎたことにある。
書籍で言うところの「意思の力を最初に使い果たした」ということになる。
書籍では。継続するには、基本的に「意思の力を使わない」とあるので、俺は間逆なことをして挫折していたのだ。
意思の力は消耗する
目標設定が高すぎるとどうなるだろう?
常にフルパワーで頑張らなければならなくなる。
ジョギングの話で俺は、毎日10キロと、俺にとってはかなり高い目標を掲げました。さらに、初日に10キロで良いところを15キロ走ったのだ。
これは頑張りすぎてあって、こんなことが毎日続くわけがない。
なぜなら、頑張らないといけないことを毎日続けるというのは相当なパワーがいる。
「意思の力」を使う。
つまり、「やろう」という「強い意志」がないと続けられないのだ。
しかし、この「やろう」という意思の力ってのは、消耗するものなのだ。
初日の意志の力がマックスの10とすれば、2日目は1日目で半分が消耗されて5しかない。
さらに2日目で3消耗されて、残りは2しかなくなる。
3日目でその2を消耗して、もう4日目にはやる気をなくすというわけだ。
このように「意思の力」でなんとか続けようと思っても、それは難しい。なので、俺やあなたの意思が弱くて筋トレが続かないのではなく、続ける方法が間違っていたのだ。
意思の力をなるべく使わないようにする
では、どうやって継続するのかというと、「意思の力」を極力使わないようにすればいいのだ。
「今日は10キロ頑張って走ろう!」と思うとき、かなりの意思の力を使う。
ところが、「今日は1キロ頑張って走ろう」だったらどうか。
それでも意思の力を使うのであれば、500メートルでもいい。そうすると、楽に走れないだろうか。
「今日も頑張るか!」って気合を入れなくても、サラッと走れる距離だと思う。
この場合、「意思の力」をほとんど消耗してません。なぜなら「よしやろう!」という頑張る意思がいらないからだ。
日を追うごとにもっとやりたくなってくる
そうすると、1日目が終わっても意思の力はマックス10からほとんど減らない。
意思の力が残った状態で、2日目も1キロだけ走る。すると、もう1キロ走りたくなる。
しかし、1キロで我慢する。さらに翌日1キロ走る。
我慢できずに2キロ走る。
これを繰り返して行くのだ。
このように意思の力を使わない範囲で運動を行うと、やる気がなくなるのとは逆に、もっとやりたくなる。
そこで、一気に増やさずに頑張らない程度に少しずつハードルを高めていく。
それを継続することで、意思の力を全く必要としない「習慣」になっていくのだ。
そして、習慣になれば、もう「意思の力」を使うことはなくなる。もう無意識のうちに筋トレが継続できるようになるのだ。
継続することは一つだけでいい【意思の力を分散させない】
筋トレを継続するためにもう一つ重要なことがあります。それが、複数のことを同時にしないこと。
肉体改造に取り組む場合、早く目標の肉体になりたくて、始めのうちから色々な筋トレをしようとしがちになる。
例えば月曜日は胸と腕の筋トレ、水曜日は背筋、金曜日は下半身(スクワット)というように、全身もしくは複数の部位をやりこもうとする。
最初は意気込み(意思の力)がハンパなく大きいからだ。
早く筋肉をつけるためにも、沢山の部位を鍛える方が絶対によいのだが、これでは高い確率で挫折してしまう。「意思の力」を消耗しているから。
腕立て伏せを10回×3セットやった後に、スクワットをさらにやるというのは、そこそこ「意思の力」が必要になる。
もし、複数の筋トレをしたいなら、一つが意思の力のいらない習慣になってから、新しい筋トレを始めるべき。
例えば、私の場合、大胸筋と腕を徹底的に鍛える筋トレを3ヶ月間やって習慣になったところで、下半身のトレーニングを始めた。
最初は物足りないかもしれないけど、意思の力がいらない、頑張らなくていい程度のことをすることが、継続する一番のポイントになる。
筋トレを楽に継続できるポイントは頑張る必要のない量の筋トレに抑えることです。そして、それが習慣(意思の力を使わない)になってきたら徐々にそれを増やしていくのだ。
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