筋トレをサボるとこれまでの筋トレは無駄になってしまうのか【実体験画像あり】
今回は、筋トレをサボってしまうと、どうなってしまうのかってお話。
- 一度サボると効果はゼロに戻ってしまうのだろうか?
- どれぐらいの期間サボると筋肉は衰えるのか?
- 筋トレを再開して元に戻すのにどれぐらいの期間を要するのか?
こんな疑問をお持ちだと思う。
最初に結論を言うと、サボったからといって、すぐに筋肉が衰えることはないし、全くのゼロに戻ることもない。
ではどれぐらいで筋肉が落ちていくのか、どれぐらいで元に戻るのかを、ちょうど私が20日間サボった時の状態を例に話してみる。
Contents
筋肉が衰えるのは一瞬の出来事ではない
筋トレをはじめて、筋肉がついてきたことを実感するのに大体3ヶ月ぐらいかかる。
ところが、筋トレをサボると、あっという間に、苦労して作り上げてきた筋肉が衰えてしまうことを経験した人も多いのではないだろうか。
長期間筋肉を使わないでいると、目に見えて筋肉の萎縮(衰え)が起こる。
これを「廃用性筋萎縮」といいますが、この筋肉の衰えを実感すると、筋トレを再開する気分が一気に失せてしまう。
しかし、本当にあっという間に筋肉が衰えていったのだろうか?
筋肉が落ちる速度は作られる速度と同じ
実は、筋肉が衰えていく速度は、筋肉が作られる速度と同じ。衰える方が速いように感じるかもだが同じである。
つまり、1週間休んだとしたら、1週間休んだ分だけの筋力が落ちる。6ヶ月筋トレして、6ヶ月休めば、6ヶ月間の筋トレで鍛えた筋力が失われる。
筋肉をつけるのには相当な努力が必要で、筋肉を落とすときには何の努力もなしに落ちていくので、(筋肉が落ちるのは)あっという間に感じるだけなのだ。
筋肉量を維持するには最低限週1度のトレーニングが必要
筋トレの頻度が落ちてしまった場合、筋肉量を維持し続けるには、最低限、週1回のトレーニングでキープすることができる。
ただし、その一回の筋トレが、筋肉に適切な負荷をかけ、筋肉を疲労困憊させなければならない。負荷のないトレーニングでは筋肉は衰えていくので注意が必要だ。
先ほど、「筋肉が衰えていく速度は、筋肉が作られる速度と同じ」とお伝えしたが、次に実際のサボった時の体の画像をお見せしよう。
20日間筋トレをサボってしまった
俺はゴリマッチョになるために、週に2回ほど徹底的に筋肉を追い込んでいる。ところが、一度筋トレをサボってしまった。
ダンベルエクステンションと呼ばれる二の腕を鍛えるトレーニングの最中、必要以上の負荷をかけすぎてしまい、右肩の筋を痛めてしまったのだ。
そのせいで右腕を使った筋トレが一切できなくなってしまった。ダンベルフライ(大胸筋の筋トレ)もできないし、サイドレイズ(肩の筋トレ)もできない。
かといって左側だけを筋トレする訳にもいかないので、しばらくの間トレーニングを断念することになったのだ。
その期間は20日間の長期間である。
それだけ何もしないでいるとどうなったか。
とてもみじめな体になってしまった
- 筋肉が数日前よりも明らかに減少しているのを実感した。
- 体のハリもなくなった。
- 大胸筋の厚みは消え、筋肉全体がだらーんと下に下がった。
- お腹がブヨブヨになった。
たった20日間休んだだけであっという間にみじめな体になってしまった。
実際に20日前の画像と比べてみると恐ろしいほどその違いがわかる。撮影の時間が違うので、光の加減はあるが、それでも明らかに異なっている。
こちらが、20日前の画像。
一番筋肉が調子よかったとき。
大胸筋の厚みもそこそこ出てきて、肩のあたりの筋肉もついてきて、ガタイがよくなりかけてきた頃だ。
腹筋はこのとき、全くやっていなかったのだが、スクワットやその他の筋トレの影響か、そこまで脂肪がついているわけではないことが分かる。
俺の中では、これからどんどんゴリマッチョへと進化していくところでだった。しかし、何もしない20日間の後はこのようになってしまった。
衝撃・・・
もっとも大きな変化は、筋肉のハリが全くなくなり、脂肪がついているだけの体になってしまっている。
全体的に垂れ下がってしまい、なんとなくブヨブヨしている。
そして胸の厚みもなくなってしまっている。
ひどいのはお腹、パンツの上に肉が乗っかろうとしてしまっている。
上の画像も下の画像も、私の体で37歳の肉体なのです。下の画像は完全に中年体型に近づいてしまっている。
たった20日間筋トレをしないだけで、これだけ筋肉は衰えてしまいます。私は痛すぎるほど、そのことを理解できた。
これを機に私は大きな教訓を得た。
- 絶対にオーバートレーニングをしない
- どんなに時間がなくても最低週一回は筋トレする(筋肉の維持)
20日間というと、結構な時間であるが、これが20日間ではなく、10日間であったとしても、同じように体は一気に衰えていたと思う。
だから、どんなに体調が悪くても最低週1回は筋トレを行おうと心に誓った。そして、絶対にオーバートレーニングをしないとも。
筋トレ経験はゼロにはならない【マッスルメモリー】
ただ、筋トレをサボり筋肉が落ちたとしても、すべてがゼロに戻ったわけではない。
どういうことかというと、たとえ廃用性筋萎縮によって筋肉が小さくなってしまっても、そこから挽回する力は以前よりもついている。
例えば6ヶ月間筋トレをして、1ヶ月休んだとします。そうすると、1か月分の筋トレ効果が失われる。
しかし、そこから奮起してもう一度筋トレを再開させたとする。
そうすると、以前よりも短い時間で、6ヶ月筋トレを行ったときの状態にまで筋肉は大きくなる。
一度筋トレで筋肉を大きくする経験をしていれば、途中でやめたとしても、再開するとこれまでよりも早く筋肉は大きくなる。
一度増えた筋繊維はその後減ることはない
なぜ、一度筋肉が大きくなる経験をして、再び筋トレをすると、その効果は早まるのだろうか?
この理由は、筋トレで増えた筋繊維はその後減ることはないからだ。
筋繊維とは、筋肉を構成する繊維状の組織のことを言う。
筋肉が大きくなるしくみは、筋トレによって、この筋繊維が太くなることで起こる。
この筋繊維自体が大きくなるには限界があるのですが、筋トレを継続すると、この筋繊維が増殖する。
そして増殖した筋繊維一つ一つが大きくなることで、筋肉は発達していく。
だから、継続していた筋トレをやめて筋肉が衰えるということは、筋繊維一つ一つが小さくなっただけであって、一度増殖した筋繊維の数は減らない。
再び筋トレを行うと、増殖した筋繊維それぞれが再び大きくなり始めるから、早く筋肉がつく。
途中で筋トレをサボったからといって、3ヶ月・6ヶ月、そして1年、2年の筋トレの努力は決して水の泡にはならない。
あなたの筋トレの経験は増殖した筋繊維として、体の中に貯金されている。だから、もしあなたが筋トレをサボってしまい、次に中々始められないでいるなら、是非もう一度再開すべきだ。
そうすれば、あなたは意外なほど早く、筋肉が大きくなっていくことに驚くはずだ。
そんな訳で、20日間も筋トレをサボってしまった私ですが、再度筋トレを継続して、サボる前の体に戻すことができた。
筋トレをサボりそうになったら【心が折れそうになってしまったら】
最後に筋トレをついサボってしまいそうになったら、次のことを思い出してほしい。
日本では筋トレをしていない人が圧倒的に多い。だから、筋トレを継続するだけで、人から視線を集められる体を作ることができる。
- 鍛えた体は女性の視線を一人占めできる。
- 目立つ体は女性との縁をつくるきっかけになる。
- 女性は本能的に鍛えた体に近づいていく。
- 圧倒的な筋肉をまとえば、女性にモテないことなどありえない。
本当にそうなるから、是非ゴリマッチョな圧倒的肉体を作ってほしい。
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Comment
とても参考になりました……サボるって怖いですね。。
画像もとても分かりやすかったですが、こんなに衰えるなんて恐怖を覚えました…。。
ありがとうございます!!
サボらずに毎日頑張らねばという前向きな気持ちになれました!